土曜日の失踪劇。K君編。
体調はマシになってきてます!
痛み止めは飲まなくてもいけるっちゃ、いけるんですが、まだ、少し不安で飲んでから出勤しています!
今日は仕事について書きたいと思います。
前にも書きましたが、私の仕事は学童保育の指導員です。
学童保育に来ている子の中には家庭でのトラブルやストレスをたくさん抱えている子もいます。
今日はそんなK君の土曜日の失踪劇を話したいと思います。指導員一同顔が青ざめた事件です。何もなく事なきを得たのでこうやって話することができます。
まず、K君について軽く紹介させて下さい。
小学2年生の男の子です。
母と
祖母
弟の4人家庭。
去年2月に父は離婚して家を出ています。
母は介護士さんで、とっても忙しいようです。その為、あまり子どもに目を向けれていないように感じます。
祖母も看護師さんらしく、忙しいようです。
なので、学童保育の出席率はパーフェクトです。
運動会の日に来級したのには驚きました。
前代未聞でした。
その時のK君の泣きそうな顔は忘れられません。
支援学級へは行っていないものの、正直かなりグレーゾーンです。
物忘れは酷いですし、
話が伝わらない、会話が成り立たない。
落ち着きがなく、お勉強の方も出来ないです。
ただ、その判断は私達がするべきことではないですし、その判断がついたとしても、どうするかは、親の判断です。
でも、もしも、支援学級への話が学校側からあるならば、子どもの為にも早く対応してあげてほしいものです。
そんなK君。夏休みも、もちろんパーフェクト来級でした!
本人も、とても疲れていたと思います。
それに、指導員から注意されることも多いですし、学校でもよく叱られています。
きっと家でもそうではないでしょうか?
K君の母はまだ、とても若い母です。
父とはかなり年の差婚のご夫婦でした。
K君はとても父が好きでよく父の話をしてくれました。
お弁当や送り迎えも父がしていたようでした。
父がいなくなってからK君にも変化があったのは事実です。
しかもそれは、いい変化ではなく悪い方です。
お弁当がだんだんパンになり
お風呂も2日に一回
同じ服を連日着てくる
忘れ物も更に増えて、勉強への集中力も減ったように思います。
父の存在の大きさを指導員も感じることが出来ました。
この夏休みに入る前は夏休みに父が海に連れていってくれると楽しそうに話してくれていました。
学童の夏休みのカリキュラムで、8月30日に夏休みの思い出の絵を描く日があったのですが、K君の絵を見てみると、学童で遊んだことが描かれていました。
他の子は旅行の絵とか、海、プール、様々な思い出を描いていました。
私は少し気になったので、声をかけました。
私「K君パパと海に行くって話してくれたよね?
K君「パパ嘘つき、ママも嘘つき」
ああ、連れていってもらえなかったんや。
その場は話を逸らして会話を終わらせました。が、内心やっぱりか。という思いもありました。
今までにも、よく、映画に行くとか、なにか食べに行くだとか、遊びに行くだとかゆう話は聞くのですが、数日経って確認してみると、やっぱりいかなかった、という返事ばかりでした。
この長い夏休み。どこにも行っていないようでした。
なんてったって、パーフェクト来級ですから。
あ、1日だけ耳鼻科に行くのでお休みの日がありました。でも、たったその1日だけです。もちろんお盆休み、日曜日は学童も開いてませんが、月曜〜土曜、8時半〜5時までK君は、学童で過ごしていました!
夏休みも終わり、学校が始まる始業式の金曜日、K君は調子が悪く、調子が悪いといっても体ではなく気持ちです。
お友達に暴力があったり、学校の備品をわざと壊したり、指導員の話も全く聞けない。そんな日でした。
もちろん、とても叱られます。
その日は帰り際まで指導されていました。
もちろん私も指導に入りました。
帰る頃には少し落ち着いたようで、お友達と笑顔で話す姿も見られたので、明日は気持ちを切り替えて来てくれたらいいなと、思っていました。
そして、土曜日。
次回に続けます。
ではでは。