社交不安障害(SAD)に?
ちょっと脱線します。
ここ何日かでかなり深刻な問題にぶちあたっています。
息子です。
12歳小学6年生なんですが、、。
小さい頃から人見知りで消極的で恥ずかしがり屋で、保育所の発表なんかも上手く出来ず運動会の鉄棒も固まってしまって動けなくなったり小学校に上がっても授業参観の自己紹介ができなくて泣いてうずくまってしまったり、、
就学前診断の時に発達検査も念の為受けたのですが問題ありませんでした。
まあ、細かいことは他にも沢山あったんですが、小学一年生の時の担任の先生には高学年になるにつれて良くなりますから心配せずに見守ってあげてくださいと言われ、私も安心していたんですが、、。
確かに良くなっている部分もあるにはありますが根本的には一緒で、高学年になるにつれて一人で何かをする機会が増えて、例えばスピーチ、一人での日直、前に出ての暗唱などなど。
そして、これが嫌で学校を休むようになってしまったんです。
最初は仮病からでした、お腹が痛い吐き気がすると朝言い出して、季節的にも風邪が出てくる時期だし、普通に何も思わず休ましたのですが、次の日も同じでした、熱もないし何より様子が少しおかしかったので、学校に電話すると担任の先生にもしかしたらスピーチが原因かもと聞かされました。
それを聞いて全て納得しました、そして本人に聞いてみるとやっぱりそうでした。
先生はスピーチは今日はとにかくいいから学校に来なさいと言ってくれたのでその日は何とか行きました。
帰ってきた息子にどうだったか話を聞くとスピーチは1分だったのがら30秒にしてくれたけどまた、明日しなあかん。と言いました。
そして次の日、、、やっぱり学校に行きたくないと言い出しました。
また、先生に連絡。
スピーチはいいから学校に来なさい。
で。行く。
また、スピーチは後回し。
しなければいけないことに変わりはなく息子の中では何も解決しておらず、先延ばしになっただけでその都度先生と話し合いをしなければならず、ストレスが溜まりに溜まっていったんでしょう。
ついに全く行く気をなくしてしまったのです。
そして話を聞けば出るわ出るわ、、。
家庭科の提出物が完成していなくて怒られるのが嫌だから居残りにも行っていなかったらしく、それでまた絶対怒られるから行きたくないだの、給食の当番のおかずを入れるのも下手くそやから皆に何か言われる。だの、
図工の色ぬりも完成していないから居残りがあり何時間も1人で教室で残されるのも苦痛だ、とか。
それを全て聞き出し先生に連絡して伝えると先生が迎えに来てくれるとのことになりました。
先生はスピーチも図工も家庭科もそれなら原因で学校来られなくなるくらいなら全てしなくていいから学校には来なさいと話してくれました。来ないなら毎日でも迎えに来るからと。
私も悪い方に悪い方に考えてしまって息子と二人で話している時に感極まって泣いてしまいました。
不登校になり、引きこもりになり、ニートになり、家庭内暴力になり。
もうこの子の人生おしまいなんじゃないかとか。
親がないたらあかんとおもいながらも耐えきれず号泣してしまいました。
胃も痛くなり立ち上がれなくなってしまいました。
先生と話してからなんとか学校に行きました。
それが昨日の話です。
今日は先生が朝家まで迎えに来てくれました。
先生と一緒に行くのは嫌やからと先に走って登校しました、してくれました。
今日はなんとかいけました。
また、明日はどうかな?
不安です。
息子は手先が人より不器用だから図工や家庭科の作品や給食の当番も苦手なのは知っていましたが、そこまで追い込まれているとは思っていなかったし、何を甘えたこと言ってるんや、ちゃんと仕上げなさいっ!と叱ったこともありました。
それに、こだわりが強いので、適当に仕上げるといったことができず、自分の納得いく様に仕上がらないと気に入らない性格で、下手に仕上げると皆に笑われるかもしれないとか思う様です。そのおかげで大きい賞を受賞したこともありました。こだわることや妥協しないことは悪い面ばかりではないのですが、本人にとってはとてもしんどいことなんだと思います。やりたい事ではないから。やらなあかんからやるんだけど適当にはできない。
でも、したくないからそんな言い訳してるんや、と思っていたけど、本当に本人はそういう思い込みがあるらしく、言い訳でもなんでもなかったのは今だからわかることなんですが。
絶対笑われる。とか
絶対怒られる。とか、
そんなんで、笑われたり、怒られたりする訳ないやろ、といくら言っても伝わりません。
完全に思い込んでるし、誰がなんと言おうがその考えが拭えない様です。
これも社交不安障害によるものだとネットで見て理解しましたが、それまでは全く困った性格だと思っていました。
少し前の話になりますが、市内陸上というイベントに学校代表で高飛びの選手に選ばれ出場したのですが、出場までの毎日は朝練も頑張って背が高いので大会新記録も狙えるかも知れないと期待されていたのですが、当日飛ぶ直前になって、、また、、固まってしまったのです。
うずくまってしまい、立てなくなり先生や友達に声をかけてもらっても立ち直る事が出来ず結局は棄権になってしまいました。私もショックでしたし、怒りもありました。
悔しい気持ちでいっぱいでした。
本人も後悔していて、この性格はどーにかしたいと思うと呟いていましたし、私も責める事はしませんでした。
とにかく緊張がダメで人に注目されたり、人に評価される様な場面が全くダメなんです。
でも、性格やから仕方ないか、と思ってたし大人になるとマシになると思っていましたがどうやらそうではないらしいです。
不登校気味になってきた我が子に危機感を感じ色々調べてみると、社交不安障害(SAD)という病気があると知りました。
読んでみてビックリしました、息子そのもの!
性格ではなく病気だったんだ。
今までごめん。そんなん知らんかったから甘えてる!とかしっかりして!とか、頑張りなさい!とか散々言ってきたけど、全部1番言ってはいけない言葉だったんだと初めて知りました。衝撃的だったけど少しホッとしました、
治せる病気だと書いてあったからです。
それと同時に焦りました。もっと早くこの病気を知っていればこんなことにならなかったのかも、息子も辛い思いをしなくて済んでたのにとか、もう手遅れだったらどうしよう。と。
一旦終わります!